さぽろぐ

  日記・一般  |  その他北海道

新規登録ログインヘルプ


山の挽歌-松田白作品集- ›  › 金無垢の月

2009年03月04日

金無垢の月


昔 いつか来たような
語る言葉も同じような
丘に残る 萩の花かげを
自らの懊悩(おうのう)に耐え得で
自らを責め
自らを滅するに似て 心なお
何を憧る 何に憧る
灰色にてはあれど 古き信念に
生きてあれば悲し
風に揺れよ 吾亦紅(われもこう)
吾も亦 黄昏に滲む紅
幸の意義を得知らず
求むるも亦 あて知らず
唯 心のみ楽しければ
歩みては憩う
立石山
遥か君の肩低く
眉よりも細い
金無垢の月 金無垢の月

(1946年、立石山にて)


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー()の記事
  (2010-03-13 11:48)
 頬白に寄せて (2010-03-12 14:58)
 登攀 (2010-01-29 15:10)
 九十九里浜 (2009-12-18 14:31)
 無題 (2009-11-28 14:12)
 雪原 (2009-11-22 14:15)

Posted by 松田まゆみ at 14:17│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
金無垢の月
    コメント(0)